今日もまた、TVのミステリードラマの話である。「退職デカの事件簿」という、イギリスのBBCが制作したドラマがある。これがなかなか面白い。原題は「ニュートリックス」。
 ”You cannot teach an old dog new tricks “という説明がついている。老人は新しいことが覚えられない。だから昔流のやり方で、犯罪捜査をするというわけだ。
 エリートの女性の警視が、ちょっとミスをして左遷された。そこは、退職した老刑事を使って犯罪捜査をする新設の部署。UCOSというのだが、何の略号かは知らない。とにかく、もう退職・引退した三人の男性の元刑事を採用して、活動することになった。
 この3人の老人と女性警視は、全員とても個性的、つまり自分勝手な人たちだ。そこでいろいろな珍事を引き起こしながら、犯罪捜査にあたる。退職デカの一人は、すごく記憶力のいい。それから、元プレイボーイの退職デカがいる。そして、広い人脈を持つ退職デカがいる。この3人が、未解決の難事件を次々と解決していく。
 面白いドラマだ。でも、ちょっと考えさせられた。「年寄りをうまく使え」ということをいっているのかな。デジタルでなく、昔流のやり方もいいところがあると言っているのかな。イギリスも日本と同じで高齢社会になっているのかな、とも思った。

 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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