食物繊維を取りましょうという声をよく聞く。食物繊維とは、人間の消化酵素では消化されない、食品中の難消化成分の総称だそうだ。便通の改善や大腸がんの予防などの効果が注目されている。
 1972年にトロウエル博士が提唱した Dietary fiber という言葉の日本語訳である。
 食物繊維になかには、不溶性のものと水溶性のものがあると聞いて、えぇーと思った。繊維というものは、そもそも不溶性のものだ。
 不溶性の食物繊維は、野菜や豆、キノコなどに含まれている。胃の中に長くとどまるので、満腹感が得られやすく、肥満防止になる。便秘も防ぐ。
 一方、水溶性食物繊維は熟した果物、コンニャク、海藻などに含まれる粘性の物質で、糖尿病や動脈硬化の予防に有用だという。
 繊維とは糸状の構造体のことだが、水溶性食物繊維は見た目は繊維には見えない。
 水溶性食物繊維の有用性はわかるが、やっぱり繊維構造が目に見えないものを繊維と呼ぶ言葉遣いが気になる。どうしても繊維と呼びたいのなら、「ステルス繊維」と呼ぶことにしてはどうだろう・・・
 天の声「洒落た名前はすぐに廃る」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

食物繊維件のコメント

  1. 確かにしゃれています。さすが博士。
    でも違和感と言えば植物性コラーゲンの右に出るものは、ちょっとないのではないでしょうか。

    なんか結構浸透してるみたいですが。言葉ってドンドン変化しますよね。

    fj

fj へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です