シミュラクラ現象とは、人間には「三つの点が集まった図形を人の顔」とみるようにプログラムされている脳の働きのことだそうだ。
 人は、他人や動物に出会うと、敵味方を判断するために、本能的にまず相手の眼を見る。人や動物の眼と口は逆三角形に配置されているので、逆三角形に配置されているものは顔と判断してしまう。
 確かにそうだ。いろいろなものが人の顔のように見える。例えば、自動車は、前から見ると人の顔に見える。カセットプレーヤーも人の顔に見える。ドアの木目の中にも、人の顔が見える・・・  
 シミュラクラ現象という言葉は、ミステリードラマの中に出てきて、はじめて知った。博識な探偵が語っていた。
 ミステリードラマも、勉強になる!
 天の声「暇つぶしの弁解か」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

2件のコメント

  1. 「シミュラクラ」と言う言葉、SF作家のP・K・ディックの作品で初めて目にしました。「シミュラクラ現象」とは少し違うかも、ですが。ディックの小説の方は多分「人間に似たもの」と言う意味で使われていたと思います。彼の小説は読んでいるうちにだんだん不安になることも多いですが、平穏な生活がグラグラして見えてやっぱり面白かったです。今や「ボット」やら「AI」やらも現実に出現していることですし、久しぶりに読んでみたくなりました。当時私には難しかったですが、今ならもう少しわかる(ような気がする)かも?

    こう暑い日が続くと熱中症でもグラグラしそうですので、どうか博士もくれぐれもご自愛ください。

    fj
  2. fjさま
    コメントありがとうございます。
    さすが博識! 改めて感心しました。

    コラーゲン博士

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