どこかの行楽地でサクラソウが満開になったと、ラジオが報じていた。
 事典で調べると、サクラソウは、サクラソウ科の多年草で、多くが園芸種として植栽されているが、野生種もあるという。日本には14種も野生種があって、その代表が「桜草」だという。なんだかややこしい。
 花の形が桜の花と似ているのでこの名前がついた。実は私はサクラソウをよく知らなかった。どうやら芝桜と混同していた。
 俳句の本を見ると、サクラソウの句がたくさんあった。
      花の奥より蕾駆け出づ桜草     加藤楸邨
      乳児の瞳に形なすものさくら草   加藤知世子
      指組めば指が湿りぬ桜草      鈴木鷹夫
      桜草咲いてむかしの暴れ川     松本泰二
      仕合せは小さくともよし桜草    久保しん一

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

サクラソウ件のコメント

  1. うわ、私も芝桜と勘違いして、この日記を読み進めていました。
    調べてみたら、プリムラという西洋サクラソウなら園芸店の店先で見た記憶がありました。
    サクラソウの仲間は、葉に触れるとかぶれてしまう人もいるようです。

へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です