コンビニはコンビニエンス・ストアの略だから、その名前からして便利なのは当たり前だ。自民党が自由で民主的な政党というようなもの・・・ちょっとちがうな。とにかく、コンビニは本当に便利だ。いろいろなものが並んでいる。すごい種類だ。ほしいものは大抵ある。あれだけのものをそろえて、品切れがないように管理するのは大変だろうなあと思う。
お酒を買うと、必ず年齢確認を押させられる。一目見ればわかると思うのだけれど。もしかして、「あんたは若く見える」と老人を喜ばせるサービスのひとつか。それはないな。
支払いの方法が機械化されてきた。私はいつも現金払い。昔は、小銭がないときに、恐縮しながら1万円札を出してお釣りをもらっていたが、機械相手だと、遠慮なくできる。
35年ぐらい前に、私は浜松から、東京の大学に移った。息子が高校の高学年で、転校はイヤだというので、しばらくは単身赴任になった。
そのころは、コンビニがなかった。いや、少しはあったのかもしれないが、今のようにあちらこちらにあるという状況ではなかった。
晩御飯は大抵は外食だったが、家で靴下など脱いで、食べたいときがある。コンビニがないと、そんなときにとても不便だった。1人前の総菜を売っている店がなかったからだ。
唯一、一人用の総菜を売っていたのが、渋谷の東横百貨店だった。この店、今はもうないよね。そこでは、「ちょいさい」と称して、小分けした総菜を売っていた。よく行ったので、最後は店員の女性に顔を覚えられてしまい、「昨日の枝豆、かたくなかった?」なんて、話しかけられた。
コンビニは便利だ。そして、感謝している。
天の声「コンビニよりも奥さんに感謝しなさい」