私が住んでいる老人ホーム(サービス付き高齢者向け住宅『ポムポム川の辺』)で、新型コロナウイルスの感染が発生した。緊急事態。原則、部屋から出てはいけないというお達し。今年の4月以来、約半年ぶりのことだ。
 普段は、長い廊下を運動場代わりにして散歩している入居者の姿は、今日はない。誰もいない。まるでゴーストタウンだ。しばらく、コロナのことを忘れて暮らしていたので、ショックを受けた。
 政府はコロナ対策を緩和している。外国から人がどんどん入って来るし、国内の旅行を推進している。しかし、コロナ患者数は、じりじり増加している。専門家は第8波が来るという。政府のやっていることは、なんだかちぐはぐなんだなあ。
 あんなに何度もワクチンを打ったのに、効かないのだろうか。ワクチンは、重症化防止のためで、感染を防止するためではないと、ラジオであるお医者さんが言っていた。そんな説明を受けたことはないよなあ。
 私自身もコロナに対する関心が低くなってきている。いま、どんな変異株が主なのかもわからない。ああ、これから老人ホームでは不自由な生活がしばらく続く。憂鬱である。  

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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