西部劇の名作には、たいてい素晴らしい音楽がついている。たとえば「シェーン」には、とても美しい音楽が全編に流れている。あとから歌詞がつけられて、歌になったりした。
西部劇の神様といわれるジョン・フォード監督の作品にも、音楽が効果的に使われている。「荒野の決闘」「捜索者」「黄色いリボン」「騎兵隊」「バッファロー大隊」など、など。時には美しくロマンティックであり、時には勇壮であり、時には哀愁を感じさせる。
ジョン・フォードの多くの作品で効果的に使われるのが、” Shall we gather at the river・・・”という讃美歌だ。先日ユーチューブで、ジョン・フォード作品中にこの曲が使われている場面を集めたサイトを見つけた。「荒野の決闘」にも、「捜索者」にも、「3人の名付け親」にもこの曲が使われていた。
音楽は好きだが、作品自体はあまり好きでないものもある。例えばウイリアム・ワイラー監督の「大いなる西部」やジョン・スタージェス監督の「荒野の七人」。
それから、いわゆるマカロニ・ウエスターンは、映画も音楽も嫌いだ・・・うーん、食わず嫌いかもしれないけれど。