先日、アマゾンプライムで「ブラボー砦の脱出」という映画を見た。1954年の作品だから、ずいぶん古いものだ。すでに何回か見たことがあるのだけれど、あらためて見ると、やっぱり面白かった。
この映画の監督はジョン・スタージェス。才気あふれる監督さんだと思った。
西部劇の代表的な監督といえば、ジョン・フォードである。「駅馬車」「荒野の決闘」「捜索者」などの名作を生みだした。
「ブラーボ―砦」を見ていると、ジョン・スタージェスは、ジョン・フォードの演出法を真似るというか、学習しているように見えた。荒々しい風景、遠くを行く騎馬、抒情歌の挿入などなど・・・
ジョン・スタージェスは「ブラボー砦」の他にも、面白い西部劇をたくさんつくっている。「ゴーストタウンの決闘」、「ガンヒルの決闘」など。「OK牧場の決闘」や「荒野の七人」もそうだが、私はこれらはあまり好きでない。
ハワード・ホークスも、面白い西部劇をつくった。「赤い河」や「リボブラボー」などである。
ウイリアム・ワイラーは、「ローマの休日」などの監督で、巨匠である。しかし、私は彼の西部劇作品「大いなる西部」や「西部の男」は好きでない。何故か? うーん、人には好みがあるからね・・・