西部劇は基本的には男社会だ。開拓時代のアメリカはつらい環境で、女性には耐えがたい。それで、主演はほとんどの場合男性だが、女優さんも重要である。花を添えるというような場合もあるし、男顔負けの大活躍する場合もある。
昔の有名な女優さんが出演している作品も多い。例えば、グレース・ケリーは「真昼の決闘」に出た。オードリー・ヘップバーンは「許されざる者」に出演した。マリリン・モンローは「帰らざる河」の主演の一人である。
西部劇の神様ジョン・フォードの作品「リオグランデの砦」には、モーリン・オハラが出ている。彼女は、西部劇以外にもジョン・フォード作品に何度も出ているので、きっとフォード監督のお気に入りだったのだろう。
ジョン・フォード監督のお気に入りといえば、ヴェラ・マイルズもそうで、「捜索者」や「リバティ・バランスを撃った男」に出演した。
ヴェラ・マイルズは、「サイコ」などアルフレッド・ヒッチコックのサスペンス映画にも出演している。
フォード、ヒッチコックという映画界の巨匠二人に、気に入られた。彼女はとても美人だ。
天の声「美人だからだけじゃないだろう」