このところ晴天が続いていて、乾燥注意報が出ている。火の元に気をつけましょうとラジオでも呼びかけている。
 私はサービス付き高齢者向け住宅「ポムポム川の辺」に入居して、冬の乾燥というものがはじめてわかった。
 ここは一日中暖房が効いている。快適である。前に住んでいた古い一軒家では、寒さに震えていた。夜寝るときには暖房を止めた。朝起きると寒い。寒暖計を見ると、室内で4℃ぐらいになっていた。
 老人ホームは、終日22℃ぐらい。快適なはずだが、なんだか体の調子がいまひとつ。朝起きると、のどがカラカラ。目も乾いている。表現が難しのだけれど、皮膚の感覚もちょっと変だ。
 いろいろ考えているうちに、これは空気の乾燥のせいではないかと気づいた。デジタル時計に付属している湿度計を見るとLOと出ている。湿度が低すぎて、表示できないらしい。
 私は加湿器を持っていない。以前に新聞の記事で、よほどマメに掃除しないと加湿器は、菌などを部屋中にまき散らすと書いてあった。私は多分マメに掃除しないからやめておこうと思った。
 今、濡れたタオルを2枚部屋にぶら下げて、湿度を保とうとしてる。少しはよくなったが、すぐに乾いてしまうのでまた濡らさないといけない。これも面倒くさい。
 やっぱり加湿器を買おうと思っている。
 人生、潤いが必要だ。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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