アメリカのテレビドラマで、「ビッグバンセオリー」というコメディーがある。このブログでも、前に紹介した。とても面白いので、また最近もう一度見ている。そこで、ブログでも再度取り上げたくなった。
 主人公のシェルドンは、若い天才的な理論物理学者。11歳で大学に入り、今は博士号を二つ持っている。彼が尊敬するのは、あのホーキング博士。筋萎縮性側索硬化症で苦しんでいる天才理論物理学者だ。
 彼の親友のルームメートは実験物理学者だが、シェルドンは、実験物理学を頭の悪い奴がやる学問だと、馬鹿にする。また彼の友人には、工学の専門家がいるが、そのひとのことも馬鹿にする。しかし、いちばん馬鹿にするのは、地質学者のことだ。石ころをいじる地質学なんて、学問に入らないという。
 自然科学には、物理学、化学、生物学、天文学、地質学などの分野がある。そこには、ヒエラルキーのようなものが存在している。
 物理学は最も基本的な学問で,化学はその上に成り立っている。生物学や地質学は、物理と化学の法則・知識をもとにしている。そういう意味でヒエラルキーが存在する。
 しかし学問の面白さ、重要さに順序はない。どの領域の研究者が頭がいいということもないはずだ。理論物理学向きの頭脳、生物学向きの頭脳はあると思うけれど。
 でも、そんな野暮なことを言わずに、ビッグバンはコメディであり、すべてジョークとして楽しみたい。
 理論物理学者シェルドンのガールフレンドは脳神経科学者だ。初めて会ったとき、彼女はシェルドンの傲慢な態度に対して言った。「理論物理学者が威張るのは脳のおかげ。その脳の働きを解明する脳神経科学者にはかなわない」 
 これは面白い。
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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