睡眠サポート食品市場が拡大中だと、ラジオのある番組で聞いた。よく眠れない人が多いらしい。一般に、高齢者は眠りが浅い。夜中に目を目覚めて、トイレに行ったりする。そうすると今度は寝付けなくなる。でも、高齢者は、寝不足なら、次の日に昼寝をすればいいけれど、若い人はそうはいかない。若い人はストレスが多くて、よく眠れない人が多いのかもしれない。
 睡眠をサポートする食品はいろいろ知られている。トリプトファン、ビタミンB群、カルシウムなどである。トリプトファンは睡眠にかかわる神経伝達物資のセロトニンをつくる材料になる。牛乳など乳製品に含まれている。昔から、寝る前に暖かい牛乳を飲むとよく眠れると言われていたなあ。
 グリシンを摂取すると、よく眠れるという広告を見たことがある。「味の素」が売り出している。グリシンも神経伝達に関与する物質だから、睡眠サポートの効用があるのかもしれないが、私は不勉強でよく知らない。
 グリシンが睡眠サポート食品として有効なら、コラーゲンはどうだろう。コラーゲンを構成するアミノ酸の3分の一はグリシンである。コラーゲンを食べれば、グリシンがたくさん体内に取り込まれると思う。これについての研究データはないのかなあ。
 「寝る前にコラーゲンを」という時代が来るかもしれない。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です