昔、私は新設された医科大学に勤務した。その時、教授会で「校医」をきめる話が議題に出た。
 お医者さんなら学内に掃いて捨てるほどいるのに、なぜわざわざ町医者に校医を依頼しなければいけないのか不思議に思った。
 医科大学は街の郊外にあったのだけれど、幸いなことに、比較的近くに町医者がいて、お願いすることになった。
 その先生は、いまふうに言うと、超難関国立大学医学部の出身である。普通なら、大学や、研究所、大きな病院に勤務しているのに、なんでこんな場所で町医者をやっているのか不思議であった。
 先生は、すごく丁寧、親切に患者を診察した。私も、ちょっと頭痛がするので診てもらったことがあるが、MRIをとりましょうと、設備のある病院に自分の自動車で連れて行ってくれた。
 小説やドラマに出てきそうな先生だった。今、どうされているかなあ・・・

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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