歳をとると、物忘れをするようになる。私も、この頃物忘れがひどくなったと感じている。特に、ひとの名前が出てこない。顔を思い浮かべることができるのに、名前が出てこない。脳の中で、顔を覚える場所と、名前を覚える場所はちがうのかな。
 物忘れがひどいと、軽度認知機能障害の心配が出てくる。これは認知症の前段階のようなものだ。数年のうちに、症状がひどくなり、アルツハイマー型認知症になる可能性があるという。
 アメリカの前大統領のレーガンさんは、大統領をやめた5年ぐらい後に、アルツハイマー病になった。アルツハイマー病になる5年前というと、かなり物忘れがひどかったのではないかと推測されるそうだ。いっとき、物忘れのひどい老人が、超大国アメリカ合衆国の指導者であったことになる。スタッフの名前を忘れたりして・・・ちょっと恐ろしい話だ。
 しかし、アルツㇵイマ―病の患者さんは、ニコニコ笑って一日を過ごしている人が多いと聞いたことがある。見た目はとても幸せそうだそうとのこと。そんな話を聞くと、アルツハイマー病になるのも悪くないかもしれない。でも、まわりは大変だから、やっぱり、アルツハイマー病にならない方がいいよなあ。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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