生命科学の講義は、「生命とは何か」の議論からから始めることが多い。「生命」を簡単に定義したり、説明するのは難しい。しかし、生命体に共通なことがある。「自分固有の構造体を維持すること、そしてそれを子孫に伝えること」。このおかげで、生物は地球上で35億年もの間、滅びることなく生存し続けてきた。この性質のもとになっているのは、核酸とタンパク質で、地球上のあらゆる生物は、この二つを共通の構成要素として持っている。
 このように普通、教科書には書いてある。
 生物のような性質のものがある。それは、炎。ローソクの炎などのあの炎だ。炎は固有の構造体を持っている。燃えるものがある限り自分の構造体を維持する。またほかのものに燃え移る。つまり、子孫をつくることができる。まるで生命体である。しかし、核酸もタンパク質も必要ではない。
 宇宙科学が発展して、私たちは地球外の生命体について関心を持つようになった。その時には、生命の定義が問題になる。地球上の生命と同じようにタンパク質と核酸を持つ生命体を探すのか、それとも炎のようなものまで、生命体と考えるのか・・・
 議論がちょっと極端すぎるかなあ。
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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