街を歩いていたら、梅が咲いていた。濃い紅色の花もあれば真っ白な花もある。さまざまな色の梅の花が咲いていて、ああ春が来たなあと感じた。
 梅が咲けば、やがて桃が咲き、そして桜が咲く。日本の春である。
 東京では、梅・桃・桜と順番に咲くけれど、北国ではほとんど同時に咲く。だから、北国にでは「春が来た」感がとても強くなるようだ。
 「梅と桜」という言葉がある。美しいもの、または良いものが並んでいる例えだそうだ。「うめ」さんと「さくら」さん・・・なんだか、むかし美人だったお年寄りの姉妹の感じである。
 「梅に鶯」という言葉もある。これは取り合わせの良いたとえだ。
 「梅は食うとも核を食うな」という言葉があるそうだ。生の梅の核(さね)には毒があるからだが、私はこの言葉を見て、原子力発電所の建設を諫める言葉かと思った。「核」に敏感になっている。
 「梅雨」という言葉がある。梅雨は梅の咲く季節ではない。変だなあと思ったら、梅の実の熟す時期にあたるからだとのこと。なるほど、そうか・・・
 天の声「無知だな」 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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