城あるいは城跡があって、そばに桜が咲いている・・・日本のシンボルのような風景である。実際に、そのような観光スポットは多い。例えば、弘前城公園。城は跡しか残っていないけれど、桜がたくさん植えられていて、咲くと実に見事だ。
 この間ラジオを聞いていたら、城あるいは城址の桜(ソメイヨシノ)は、どれも明治以降に植えられたと聞いて、ちょっと驚いた。石垣が崩れないように植えられたそうだ。ソメイヨシノは根を張るので、石垣が崩れるのを防いでくれる。
 城には松の樹が植えられていることも多い。松も城とよくマッチするなあと思っていたが、松はいざというときの食料にするために植えてあるそうだ。松の樹の皮の下の部分が食べられのだという。
 そんなことを聞くと、太平洋戦争中に、大人たちが松の根っこを掘り出していたのを思い出した。松根油と言って、油がとれる。これをガソリン代わりに使って飛行機を飛ばそうとしたらしい。あれでは、アメリカに勝てそうもない。
 私は東京、仙台、浜松、川越と引っ越したけれど、行く先々にお城や城跡があった。仙台には青葉城址。数年住んでいた仙台郊外の多賀城というところには多賀城の城址。浜松にも城址があった。今では、城や城跡は大抵公園になっていて、市民の憩いの場所になっている。
 


  

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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