東京一極集中という言葉をよく聞く。時々、私は本当かなと思ってしまう。だって、東京に何でも集中しているわけではない。ジャガイモの生産は、北海道がナンバーワンである。落花生の生産は千葉県だ。工業製品だって、メガネのフレームは鯖江に、タオルは今治に集中している。
 東京に集中しているのは、メディアである。主な番組を制作しているテレビ局や、大きな新聞社、出版社などは東京に集中している。メディアは、自分たちが東京に集中しているから、東京一極集中というのではないか。まるで、自分たちが、物事の中心と思っているように見える。メディアの驕りのような気がする。
 テレビ局などが多く集まるから、芸能人など、目立つ人が東京に多く集まる。でも、美人は、京都や秋田に多い?秋田美人というけれど、東京美人とは聞いたことがない。
 とはいうものの、東京には人が集中している。混雑しすぎている。だから、新型コロナウイルスの感染が一気に広まるなど、困ったことになる。
 それでも、東京が好きな人がいる。かみさんもその一人だ。私とは、意見が合わない。私も東京にはいいところはたくさんあると思うけれど、勉強するなら田舎の方がいい。
 約20年間、私は、東京を離れて、地方都市で暮らした。仙台と浜松である。私には、どちらも居心地がよかった。かみさんは、「しかたなく」付き合ってくれた。
 ある大学の先生は、「丸善」がある都市しか住めないといった。かみさんは、「三越」のある所しか住めないと言いそうだったが、我慢してくれた。ちなみに、仙台には小さいが、三越があった。
 およそ20年ぶりに、東京の大学に就職先を見つけて、東京に舞い戻った。東京に戻ったといっても、すぐに埼玉に引っ越してしまったけれども。 
 普段は私のことをホメない友人が、「君は奥さん孝行だ。えらい」とホメてくれた。彼は、定年まで、地方暮らしだった。
 今日のブログ、特に最後のところを、かみさんに読ませたい。でも、かみさんはブログを見ない。
 天の声「ほかの日のを見られたら困るだろ」

 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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