NHKがきらいな私だが、お昼になるとラジオのNHKニュースを聞いている。ニュースが終わると「昼の憩い」という番組になるので、それもついでに聞いてしまう。
いかにも昔風のテーマ音楽が流れて、視聴者の投書(お便りという)の紹介から始まる。投書は老人から来たものばかりだ。それも地方の人からのものが多い。樹木、盆栽、農作物、ペット、季節の食べ物などが話題になる。
音楽が挿入されるが、それも古いものばかり。洋楽もあるが、1960年代、70年代に流行った曲だ。
政治や経済の話は全くない。事件の話もない。岸田さんの悪口もない。老人の最大の関心事である病気の話もない。
最後は、投書の俳句か和歌の紹介で終わる。これを「暮らしの文芸」と呼んでいる。
NHKは、老人はみんなこんなことばかりに興味を持っていると思っているのだろうか。NHKの老人観はこんなものなのか・・・ すこしずれている気がする。
天の声「昼の『憩い』だから」