500円の新硬貨が発行されたそうだ。私はまだ見たことがない。
 自動販売機では、新硬貨に対応できていないものが多いという。それでは不便だなあ。
 自動販売機などを取り換えるのには、お金がかかる。そして、近々新1万円札が発行されるというので、その時にも自動販売機を新紙幣に対応するものに取り換えなければならない。そこで、それまでは500円新硬貨は対応できない現状で我慢する店や企業が多いらしい。
 高額紙幣といえば、私が子供の頃は100円札だった。めったにお目にかかれなかった。父親が持っているのを見ただけだ。
 終戦後、紙幣は一新された。新しい紙幣が発行され、古い紙幣は使えなくなった。ハイパーインフレになり、高額紙幣は、千円札が出て、やがて1万円札が発行された。
 うろ覚えだが、昔は高額紙幣は少額の紙幣よりも大きかった。だから一目でわかったし、なんとなく価値がある気がしたものだ。いまはみんな同じ大きさだ。
 私がアメリカに留学したのが1960年代だが、帰国したら紙幣がかわっていたのに驚いた。精巧な偽札が出回ったために、対抗処置として紙幣を新しくしたのだと聞いた。犯人が逮捕されたかどうかは知らない。
 その後2000円札が発行されたが、ほとんど見たことがない。あのお札はどこへいったのだろう。自動販売機でも使えないという。もしも2000円札の偽札が出ても、普通の人にはわからないよ。本物を手にしたことがほとんどないのだから。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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