敬老の日が、いつの間にか過ぎてしまった。敬老の日は影が薄い。高齢者がすごく増えてしまったからだろう。私の周りも高齢者だらけだ。もっとも、老人ホームだから、あたりまえだけれど。
今、100歳以上の人は、8.6万人いるそうである。圧倒的に女性が多い。それでも、100歳以上の男性も、はじめて1万人を超えたそうである。昔の本を見ると、100歳以上の人の数は、1993年には、およそ4800人、今の18分の1しかいなかった。それでも、1963年に較べて、約30倍になったと書いてある。この数十年のうちにすごい勢いで増えているのだ。
かみさんの母親も長寿で、102歳まで生き、10数年前に亡くなった。100歳のお誕生日には、市から金一封をもらった。今はそんなことをしてくれないかな。100歳になる人がどんどん増えると、予算の都合上、市もそんなお祝いをすることができなくなってしまう。
将来、どのくらいまで100歳老人は増えていくのだろうか。2017年に発表された「日本の将来推計人口」によると、2050年には、約55万人まで増えるという。そのあとは横ばいになると推測している。
女性の方がなぜ長生きするのか。このことについては、昔からいろいろな議論があった。性ホルモンに起因するとか、染色体の構成の差だとかいう意見があった。
最近、ある人が次のように言っていた。「もしも男性が女性よりも長寿だったら、世間は、女性が男性に虐待されているからだと、わめきたてるだろう。逆でよかった。」
やっぱり、「男はつらいよ」か。
天の声「いつもの結論だな」