毎週1回、ヘルパーさんがかみさんの部屋に来て、掃除や片づけをしてくれる。きれいにしてくれるのはいいのだけれど、いろいろな掃除用品が要ることがわかった。
 まず、台所。昔はふきん(布巾)で拭いていたが、今は使い捨てのキッチンペーパーだ。
 洗剤もいろいろ。食器洗い専用の洗剤や手洗い専用の洗剤が要る。流しのパイプ洗浄用という洗剤も買った。
 床の掃除には、モップの先にウェットシートをつける。これも使い捨て。昔は雑巾がけだった。モップを使うときは、モップの先をバケツの水で洗ったものだ。
 トイレの便座拭き専用のシートもある。これは水に溶けるので、そのまま流せる。便利だ。
 掃除用品が多種類あり、専門化されていることがわかった。それもほとんどが使い捨て。
もちろん便利だけれど、用意するのが大変。お金もかかる。メモを片手に、ドラッグストアの中を探し回った。どの棚にあるのか、なかなかわからない。店員さんのお世話になった。
 世の中は進歩していて、こんなことになっているのだと勉強になった。
 雑巾ですべて事足りた昔がなつかしい。
 天の声「典型的な老人のつぶやきだ」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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