男女共同参画白書というのが刊行されて、その中のある調査結果が話題になっている。若い人(20代?)に訊いたところ、配偶者や恋人のいない人の割合がすごく高かったのだというのだ。男性の約70%、女性の約50%が、パートナーがいないと答えたそうだ。
 デートもしない。相手が見つからないからではない。したくないというのだ。
 昔は、ある年齢になると、結婚するのが当たり前だった。結婚しないと変人扱いされた。また結婚相手を探してくれる、面倒見がよいというか、おせっかいなおじさん、おばさんが、まわりにいたものだ。いまは、そんな人もいなくなった。でも、そんなことが結婚しなくなった本当の理由ではない。
 若い人が結婚をしようと思わないのは、不安だからだという。経済的不安である。それに家庭を持つ煩わしさを考えると、「一人の方がいいや」という気になるのだそうだ。
 こんなことでは、日本の人口はどんどん減っていってしまう。やがて日本は滅亡してしまう。しかし、と私は思った。この統計はどのくらい信用できるのか? 一体、どうやって調べたのだろうか? お役人に「恋人がいますか?」なんてきかれて、まともに答えるだろうか。
 私なら、答えない。
 天の声「あんたにはきいていない」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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