新型コロナウイルス感染症が蔓延する中、大相撲の興行がおこなわれている。でも、私はあまり関心がない。テレビも見ない。
 むかしは相撲が好きだった。子供の頃は、双葉山は神様のような存在だった。栃錦・若の花が活躍したころも、ファンだった。でも、いつの間にか、関心がなくなった、というより好きでなくなった。
 まず、最近の力士の太り方である。昔に比べて、体重がすごく増えている。異常な太りようだ。あれは、まずいのではないか。健康に良くないと思って、太らないようにしているのが、世の中のトレンドなのに。
 あんな大男が、激しく体を動かす。当然、二酸化炭素の排出がとても多い。これも、「地球温暖化を防ぐ」という観点から、まずいのではないか。まあ、冗談だけれど。
 努力を重ねて横綱になっても、その終わり方は悲惨である。年をとってくると、疲れる。しかし休場すると非難ごうごう。休めない。無理して出ると負けるし、怪我もする。ほかのスポーツなら、年をとったプレイヤーは、無理せず休む。元気なときだけ出る。大相撲は年寄りの力士を、どうして休ませてあげないのかなあ。
 大相撲の社会はとても閉鎖的である。運営も全部、元力士の親方がやっている。外部の意見をもっと取り入れた方がいいんじゃないかなあ。
 興行を昼間やるのも、いかがなものか。ウィークデーも昼間にやる。ふつうの人は勤務の時間中である。むかし、ある大学医学部の教授のえらい先生がこんな話をしていた。「大相撲に招待された。とても良い席だという。しかし、相撲を見に行って、もしもテレビに映ってしまうとまずい。勤務時間中に、相撲を見に行っていることがバレてしまう」
 相撲が国技だというのも気にいらない。いつ、だれが決めたのだろうか。いちど、国技にふさわしいか否か、「国民投票」をしたらどうかなあ。
 天の声「ばかばかしい」