スーパーマーケットに行ったら、夏ミカンをたくさん売っていた。いわゆる甘夏という種類だが、買ってきて食べたら、やっぱり酸っぱかった。
 夏ミカンの酸っぱさは、クエン酸によるものだそうだ。
 クエン酸・・・クエン酸回路・・・、そう、生化学ではなじみの深い物質だ。
 でも、なぜ「クエン酸」というのだろう。「食えん」酸ではないし・・・
 辞書をひくと、クエンというのはレモンの類のことだと書いてあった。クエンの漢字はすごく難しい。このパソコンでは出てこない。レモンという漢字、檸檬も難しいけれど、それ以上!
 俳句の本を見たら、面白い句が並んでいた。たとえば
      にんげんの顔おもしろし夏蜜柑       宮田藤仔
      夏蜜柑むきをる顔のすっぱさよ       唐笠何蝶
      温泉疲れや老の分けあふ夏蜜柑       会田丁字路
 やっぱり夏ミカンは酸っぱくないと・・・

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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