ある事情で、印鑑登録証明書が必要になった。老人ホームに入居して3年近く経つが、今まで印鑑証明が必要なことはなかった。印鑑の登録は、引っ越すと今までのものは無効になり、新しい場所で登録しなければならない。
実印をどこにしまったか、探すのに一苦労。ようやく見つけて、市民センターに出かけた。
書類にいろいろ記入する。字が小さくて読めない。老眼鏡のお世話になる。
それから待たされた。待っているうちに、ああなんで、こんなめんどくさいものがまだあるんだろうと思った。実印はおろかハンコもない国もある。なんでもサインですむ。
それに、なぜ引っ越すと、前の住所の印鑑登録が無効になるのだろう?
デジタルの世の中だ。役所から役所に登録事項を移送することは難しくない。河野さん、何とかしてよ!
ぶつぶつ文句を言っているうちに、登録は終わり、証明書をもらえた。
ちなみに市民センターの係りの方々は親切、笑顔で対応してくれた。昔のお役所と違うなあと思った。
天の声「最後にとってつけたようにお世辞を言ったな」