ラジオを聞いていたら、在ブラジルの日本人女性が、ブラジルの「人種民主主義」の話をしていた。
ブラジルには多様な人種が住んでいる。人種を自己申告する時に、「混血」と書く人が多い。
かつて支配していたポルトガル人と、奴隷として連れてこられたアフリカ系の人、先住民、そしてそれらの混血の人が主な人種だ。それに、日系人もいる。
ポルトガル人は比較的人種差別をしなかったが、それでもいろいろ問題はあった。そこで、ブラジル政府は、人種民主主義を掲げ、人種差別の行動・発言は犯罪であるとした。
しかし、ラジオに出演していた女性は、高級レストランでは、お客さんと従業員の肌の色がはっきり違うのが現実だ、と言っていた。
日本に住んでいる私たちは、人種問題はピンとこない。しかし、これからの日本は、少子化、人手不足で、移民が増えてくる。人種問題は他人ごとで無くなる。