「ふたりのももたろう」という絵本が、話題になっている。残念ながら、私は読んでいないが、とてもユニークな絵本だそうだ。
桃が2個、川を流れてくる。一つは、おばあさんに拾われて、これまでよく知られている桃太郎に成長する。もう一つの桃は、鬼ヶ島に流れ着いて、鬼に育てられる。
育てられる環境が違うと、人生は大きく変わってしまう。子供たちは、環境の違いから多様な人間が生まれることを、この絵本から学べるわけである。私は、他のおとぎ話も、これを真似してつくってみたら、面白いだろうなと思った。たとえば、浦島太郎。
もう一人の浦島太郎は、竜宮城が気に入ってしまい、帰ろうとしない。私だって、きれいな乙姫さまがいて、お酒とご馳走があったら、うちに帰りたくなくなると思う。
さて、もう一人の浦島太郎は、「看板です」といわれて、乙姫さまに追い出されてしまう。しかたなく、家に帰ると、その日の午前4時。太郎のかみさんは、かんかんに怒っていた。竜宮城の話をすると、嘘だという。持ち帰ったマッチには、クラブ「竜宮城」と書いてあった。こりゃダメだ。
おとぎ話のような言い訳は通用しないという教訓のお話である。
もう一人のシンデレラには、ゲイの王子様を登場させよう。王子はシンデレラには関心がない。シンデレラの乗った馬車の御者が気に入って、探して歩きまわる。
教育的ではない?でも、人間の多様性を学べるでしょう。
面白い話を、いくらでも、つくることが出来そうである。生徒につくらせると、創造的能力の育成になると思う。
天の声「あんたのは、ふざけすぎだ」