ラジオでララバイという言葉を聞いた。ララバイとは子守歌のことだそうだ。子守歌というよりもお洒落に聞こえる。
子守歌は、日本にも、外国にもたくさんある。有名な作曲家の作ったものもある。シューベルト、ブラームス・・・ちなみに、モーツアルトの曲とされていた子守歌は、実はフリースという人の曲だったという。
日本の子守歌は、外国のララバイに較べて、悲しいものが多い。日本の子守歌の多くは、子守女の心情を、それに託して歌ったものが多いからだそうだ。彼女らは、家が貧しいために、年若くして子守奉公に出されて、つらい毎日を送った。
それで、わが身の不幸、父母への恋しさ、雇い主への悪口などを歌に託した。そういうことから、我が国独特の歌として注目されている。
さすがに、今はそんな子守はいないと思うけれど、家が貧しくて学校にも行けず、働いている若い女性がいることは確かだ。何とかしてあげたい。