ウクライナの問題で、緊張が高まっている。ドイツの前首相、アンゲラ・メルケルさんがいたらなあという声が高い。もし彼女がいたら、さっそくプーチンさんと話し合って、解決の道筋をつけてくれただろうにというのだ。メルケルさんは昨年引退してしまった。
 メルケルさんは、ドイツの初めての女性首相である。おまけに東ドイツ出身。しかも物理学者だった。それが首相になり、ユ ーロ危機やクリミア危機などの外交対応、ドイツの経済成長、財政の健全化などに貢献し、国民から支持された。そうして16年間も首相を務めた。
 私は、こういう政治家が日本にも現れてくれないかと思う。別に女性である必要はないし、元物理学者である必要はない。このような国際感覚を持ち、指導力を持つ政治家が欲しいのだ。
 日本は、いまや経済も科学技術も落ちぶれてしまったけれど、一番足りないのは優れた政治家だと思う。世界の国々での日本の指導者の存在感は小さくて、岸田さんが首相になっても、外国の新聞の記事にならなかったそうだ。
 国際感覚を持ち、国民に信頼される政治家が欲しい。内輪の喧嘩ばかりしたり、既得権益を守るのに汲々としている人は困る。元首相や派閥のボスの方ばかり見ている人は困る。2世、3世議員が多すぎるのもいやだ。
 しかも、若い人がいい。世界の指導者には、ずいぶん若い人がいる。マクロンさんなんて44歳だ。バイデンさんは年寄りだけれど。
 がんばれ、日本の若い政治家!
 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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