ラジオを聞いていたら、「夏の思い出」という歌が流れてきた。夏が近づいてきたのだ。「夏が来れば思い出す、はるかな尾瀬・・・」そして「ミズバショウの花が咲いている・・・」
ミズバショウというと、私は浜松に住んでいたころの、散歩道を思い出す。私が住んでいたのは浜松市の郊外だった。散歩をしていると、小さな川というか側溝というか、水の流れている湿地があって、そこに大きな白い花を咲かせた植物が数本あった。これはミズバショウだと知人が教えてくれた。
事典で調べると、ミズバショウは本州中部以北の産地、湿原に群生すると書いてある。そうすると、温暖の地の浜松で、野生のミズバショウがあるはずがない。きっと誰かが植えたのだろう。
辞書には、ミズバショウは、初夏、葉に先立って、雪白色の仏炎苞を持った黄緑色の花穂を出し、美しいとある。仏炎苞とは、肉穂花序を包む大きな包葉のことで、仏像の光背の炎形に似ているからこの名があるそうだ。肉穂花序ってなんだ?
難しくなってきてしまった。もうやめた・・・