ペロブスカイト太陽電池という言葉を、ラジオのある番組で知った。いままで聞いたこともなかった。桐蔭横浜大学の宮坂特任教授が発明したもので、従来の太陽電池よりもずっと弱い光で発電できのだそうだ。
ラジオ番組では、ノーベル賞級の発明だと言っていた。
光を吸収するのに、ペロブスカイトという結晶構造を持つ化合物を使う。この物質がどんなものかは私にはわからない。とにかく光の吸収の能率が高いうえ、シートのような薄い太陽光パネルをつくることができるそうだ。
しかも、材料は輸入に頼らず、国産品で供給できるというから、結構づくめの話だった。
しかしながら、日本人研究者の発明にもかかわらず、日本の企業はあまり関心を示さなかった。今では、その後の研究開発、企業化で、世界各国、特に中国に遅れをとってしまっているという。
日本で見つけても、その後の研究開発に追い抜かれて しまう。よくある話で残念だ。