月曜日に、新型コロナウイルスの1回目の接種を済ませた。
 高齢者の接種が始まったころは、申し込みが大変だったとニュースで報じられた。申し込み方がわからないし、すごく混みあっていて、電話も通じなかったという話だった。
 さいわい、老人ホーム「ポムポム川の辺」では、ホームにお医者さんたちが出張してやってくれるというので、とても助かった。申し込みの手間は要らないし、遠くまで出かける必要もない。老人ホームにいると、たまにはいいことがあるものだ。
 ただ、日にちがきまっているだけで、老人ホームのどこで、何時に、どのようにやるのか、全然知らせがない。お役所から来た通知書は、自分の健康状態を書き込んだ後、ホームに取り上げられた(いい方悪いけれど)。チェックしてくれるというのだ。
 当日の10時ころ、介護士さんが来て、10時半に食堂に来るように言った。みんな、ぞろぞろと出かけた。ある人は、身分を証明するものとお薬手帳を持っていくといったが、私は面倒くさかったので、手ぶらで出かけた。
 食堂は、かなりの密状態。おばあさんたちが大声でしゃべっている。大変なことになりそうだと思った。
 しかし、いざはじまってみると、スムーズに進行していった。お医者さんも看護婦さんも手慣れたものだし、老人ホームのスタッフも総動員で、面倒を見てくれた。まあ、中には、長そでを着てきてきて、それを脱ごうとしても、脱げないで苦労していたおじいさんもいた。
 怖いのは副作用だ。息子は自分の経験から、心配してくれたが、幸い、かみさんも私も、腕がちょっと痛いぐらいで済んだ。まあよかった。
 来月に2回目の接種がある。やれやれ。