サッカーのワールドカップが、カタールで開かれている。私はサッカー・ファンではないけれど、大きなイベントだから、その報道が眼や耳に入ってくる。
いろいろ問題があるらしい。たとえば人権問題。スタジアムの建設などで、外国人労働者に過酷な労働を強いて多くの人が亡くなったといわれている。
カタールは暑い土地だ。酷暑の時を避けたというが、やっぱり暑いらしい。そこで、サッカー・スタジアムに冷房をつけた。そうしたら、地球の温度変動を心配している人達から、二酸化炭素をたくさん出すのはけしからんと非難の声が上がった。
その結果、たとえば、フランスのある街では、ワールドカップのパブリック・ビューイングが中止されたという。メディアがワールドカップに関する報道を一切しない都市もあるそうだ。日本ではちょっと考えられないくらい、二酸化炭素の問題には敏感だ。
そうなると、オリンピックもだめじゃないかな。大勢の人が国の内外から集まるのだから、二酸化炭素放出が増える。
でも、私が思うには、二酸化炭素をもっとたくさん出していることがある。それはウクライナの戦争だ。航空機、ミサイル、戦車・・・みんな、たくさんの二酸化炭素を出す。
カタールのことよりも、「ウクライナの戦争を即時やめろ」という運動に切り替えた方がよいのでは・・・