先日、東京都の小池知事が、カスハラに対する条例をつくる方針だとラジオのニュース番組が報じた。
カスハラとはカスタマーによるハラスメントである。ずいぶんひどいことがあるらしい。
ドイツに住んでいる日本女性は、ドイツではそんなことは考えられないと言っていた。ドイツには「お客様は神様」という考えはない。カスタマーに対するハラスメントならあるそうだ。たとえば、肉屋さんで、肉を好みの大きさに切ってほしいと注文したら、いま忙しいと怒鳴られた。
ハラスメントを辞書で引くと、優越した立場や地位を利用した嫌がらせと書いてある。優越した立場になければハラスメントとは言わないらしい。
先生は生徒より優越した立場にある。大昔、中学生や高校生の頃、先生がよく抜き打ちテストをした。あれはハラスメントではないのかなあ。黒板消しをドアの上に置いて、先生が入室する時に落下するいたずらはハラスメントじゃないわけだ。
天の声「屁理屈を言ってはいけない」