アマゾンプライムで、昔の日本のドラマを見た。人気のある大物女優を主人公とするドラマだった。そこでは、彼女は「日本のイングリッド・バーグマン」というほめ言葉が使われていた。あぁ、バーグマンはすごい女優さんだったんだと、あらためて思った。
 バーグマンはスウェーデン生まれの映画俳優で、1939年以降ハリウッドで活躍し、40年代の人気女優になった。私よりも古い世代だ。
 代表作は「カサブランカ」。この映画は私も見た。戦火が近づく1940年ごろのフランス領モロッコは、自由を求めて渡米しようとする人でいっぱいだった。ナイトクラブ経営者のもとに、かつての恋人があらわれて・・・この恋人を演じたのがバーグマン、そしてナイトクラブ経営者を演じたのがハンフリー・ボガート。
 このボガートがとても印象に残った。頼りなるが、ちょっと狡猾な男。こんな役を演じるには、ゲーリー・クーパーでは誠実すぎる、ジョン・ウェインでは強すぎる・・・ボガートの他にない、という批評を読んだことがある。確かにそうだなあ。
 大昔の映画の話である。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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