アメリカ大統領のバイデンさんが来日した。数日前のラジオ番組で、コメンテーターが「アメリカ大統領がくるというのに、今までのような高揚感がない」と言っていた。バイデンさんは地味な性格だし、アメリカの地位が低下してきているせいかもしれないという。でも、来日されると、マスメディアは、台湾有事など、バイデンさんの発言を大きく報道していた。
私がアメリカ大統領をはじめて認識したのは、子供の時、太平洋戦争末期の頃だ。アメリカの爆撃機による空襲が連日あった。爆撃機は爆弾の他に降伏を促す日本語のビラもまいた。その一つを拾ったことがある。「アメリカ大統領 ハリー・エス・ツル―マン」と書いてあった。「トルーマン」ではなかった。
戦争が終わって、アメリカの大統領はアイゼンハウアーになった。この人は軍人だった。そのあとがケネディ大統領。私がアメリカに留学して、すぐに暗殺事件が起きた。だからケネディさんのことは強烈に印象に残っている。
アメリカ大統領は白人の男性ばかりだった。女性大統領が先か、黒人大統領が先かが、話題になった。やがてオバマさんが大統領になり、黒人大統領が誕生した。
女性の大統領はまだだ。ヒラリー・クリントンさんがもう一歩だったけれど。でも、そう遠くない将来に女性大統領は誕生するだろう。大統領夫人はファーストレディ。では、女性大統領の夫はなんと呼ぶのかなあ。