「ほうれんそう」と「おひたし」はサラリーマンの心得だそうである。まず、ほうれんそうは新人サラリーマンの心得。先輩や上司に対しては、報告、連絡、相談を怠ってはいけない。つまり、ほうれんそうを忘れるなということだ。
 一方、おひたしは上司・先輩の心得である。怒らない、否定しない、助ける、指示する、だそうだ。
 サラリーマン生活が大変だということがわかる。でも、アメリカのテレビドラマを見ていると、あちらのサラリーマンはもっと厳しいように思える。というのは、簡単に解雇されてしまうからだ。なにか気に入らないことがあると、即刻くび!
 くびになった方も、淡々と私物を段ボールの箱に詰めて、さっさと会社を出ていく。組合なんかが文句を言わないのかなあ。
 幸いにして、私はいわゆるサラリーマンの生活をしたことがない。大学にずっと務めていたからだ。大学の教員だってサラリーマンのはずだが、ちょっと違う。いや大昔、私が務めていたころはちがっていた。出勤簿はあるが、自分で印鑑を押したことがない。出張届を出さずに旅行したり、勝手・気ままな行動が出来た。今はちがうと思うけれど・・・
 若い時は、年寄りが「昔は・・・」というのを聞いてうんざりしたものだが、自分が年をとるとやっぱり「昔は」と言いたくなるものだなあ。
  

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です