今、ふりかけが人気、ふりかけブームがおきているそうだ。
 ふりかけは、ご飯の上に振りかけて食べる食品。魚粉、海苔、塩などを混ぜ合わせたものだが、物価の優等生だという。
 物価はどんどん上昇しているのに、収入は増えないので、家計が苦しいうちが多い。そこで、ふりかけに頼ることになる。ふりかけというと朝食のイメージだが、夕食にもふりかけが登場するようになった。
 昔も、例えばバブル崩壊時に、ふりかけは人気があったそうだ。子供のころ、ふりかけに親しんだ世代が、今は親になって、子供にふりかけを食べさせている。
 私は、ふりかけを食べない。白いご飯を食べないからだし、良いイメージをもっていない。私がふりかけを食べたのは、バブル崩壊時でなくて、太平洋戦争の敗戦直後の時代だ。ほかにおかずが何にもない時代だった。ご飯も白いお米のご飯ではないし、ふりかけそのものもまずかった。
 今のふりかけはきっと、おいしくできていると思う。
 それに、ふりかけに頼らず、何種類もおかずを食べられる時代だ。有難いなあと思っている。

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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