ラジオのある番組で、知人が「ずいき」をたくさんくれたという投稿が紹介された。 ずいき? ああ、聞いたことはあるけれど、なんだっけ・・・
辞書を見ると、ずいきはサトイモの葉茎で、ゆでて食用にすると書いてある。そういえば、私も大昔食べたことがある。あまりおいしくなかった。
食べたのが、敗戦直後の、食糧難の時代だったからかもしれない。食べられるものは、なんでも食べた。調味料もろくにない。うま味調味料などなかった時代だ。
サツマイモのつるもたべようとした。実際食べたかどうかは覚えていない。
サツマイモのつるといえば、通称「いもづる」だ。
「いもづる式」という言葉がある。いもづるを手繰ると、次々に芋が出てくるように、一つのことに関連して多くのことが現れるさまをいう。でも、「いもづる式に検挙する」などと使い、あまり良いことにはつかわない。
どうしてだろう? 嫌なこと、悪いことは次々起こるけれど、よいことが続けて起こることはないからかな。