今日もテレビドラマの話である。「私立探偵マグナム」というアメリカのテレビドラマがある。アマゾンプライムの番組紹介文には「最も象徴的なテレビドラマシリーズ」と書いてある。象徴的って何だろう？
マグナムさんはアフガンからの帰国兵で、私立探偵をはじめた。戦場からの帰国兵が主人公というと、精神が病んでいて、重く暗いドラマかと思うが、そうではない。
舞台はハワイ。マグナムさんは童顔、頭脳も性格も子供みたい。無鉄砲で冒険好き。友情や人情をすごく大事にする。これでは探偵は務まりそうもないが、助っ人がいる。
イギリスの諜報機関MI6の出身の女性で、コンピューターに強くて、ハッキングの達人。格闘技の達人でもある。そして美人！
それから、アフガンで一緒だった数人の元戦友たちがマグナムさんを助けてくれる。
美しいハワイの景色をバックに、マグナムさんは借り物の高級スポーツカーを乗り回して、悪人を追う。テンポがよく、退屈しのぎにはちょうどいい。
「退屈しのぎ」、これがテレビドラマの本質なのだ、だから私立探偵マグナムは象徴的なテレビドラマシリーズだと納得した。なんのかんのと文句をつけながら、見てしまうもの。
天の声「理屈をこねるな。あんたが暇なだけだ」