UFOとは、未確認飛行物体のことである。代表的なものが、空飛ぶ円盤だ。たくさんの目撃情報がある。大部分は、天体、気象現象、気球などの誤認と思われるけれど、説明がどうしてもつかないものもあるという。宇宙人の乗り物か?
UFOの中には、ものすごいスピードで飛んだり、ターンしたりできるものもある。人間の科学技術力では、つくることが出ない。実際に、数字・数式をいろいろ並べて、こんな宇宙船は物理学上、あり得ないという話を、生物学関連の学会で発表した人がいた。ほんとうの物理学の先生だと思う。その先生は、UFOは宇宙人の乗り物ではなく、なにかの誤認だと結論した。
その話を、研究室に帰って、学生さんにしたら、彼らはすごく反発した。物理学では説明できないから、宇宙人の乗り物なのだと言い張った。
USOというのもある。未確認潜水物体のことである。代表的なものは、ネッシーだ。ネッシーは、イギリスのネス湖のすむという怪物である。首が長く、太古の恐竜の仲間を思わせる写真まである。しかし、この写真は捏造されたものであることがわかった。どうやら、ネッシーは実在しそうもない。
日本では、40年ぐらい前に、ニューネッシー騒動があった。太平洋上で、大きな腐乱した動物の死体を漁船が引き上げた。写真を撮り、ひげのようなものの一部を採取して、また海に戻してしまった。写真を見ると、太古の恐竜時代の爬虫類を思わせる。大騒ぎになった。
ひげらしきものの主体はコラーゲンであった。そこで複数のコラーゲンの専門家が分析した。その結果、コラーゲンは爬虫類のものではなく、サメのものらしいことがわかった。みんながっかりした。
そういうわけで、USO(ユーエスオー)は、USO(うそ)であった。