新型コロナウイルス感染症の他にも、この頃は聞きなれない感染症のことを耳にする。たとえばサル痘。いかにもおどろおどろしい名前の病気だ。
 SFTS も怖い感染症である。先日、熊本で男性が発症し死亡したとニュースで聞いた。
 SFTSの正式名は「重症熱性血小板減少症候群」という。2011年に中国で見つかり、2013年に日本でも患者が確認されたそうである。
 SFTSはウイルスを保有しているマダニに噛まれると感染する。9日~2週間の潜伏期間を経て、発熱し、臓器不全や神経障害になる。致死率は15-20%といわれているから怖い。
 SFTSは、ネコも感染する。そしてネコから人に感染した例もあるそうだ。たとえば、ペット病院の職員が治療中にネコがブルブルと身震いし、体液が飛び散って、それが眼に入って感染したという。
 SFTSには特効薬がない。小さなペット病院では手に負えないそうである。
 さて、私の住んでいる老人ホーム、いやサービス付き高齢者向き住宅には、ペットがいない。イヌもネコもいない。ペットがいたらいいなあと、時々思うけれど、こんなこわい感染症があるのでは、ペットが許されるはずがないよね。
 天の声「ペットの世話より自分の世話だ」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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