日本の会社は、莫大な内部留保を持っていると聞いた。内部留保とは、企業が税引き後の利益から、配当金や役員賞与を差し引いて、余ったお金を社内に留保すること。お金があるのに、設備投資をしたり、社員の待遇改善をしたり、株主に還元したりしないで、じーと持っている。
その額は、1988年には100兆円、2000年には200兆円、2012年には300兆円を超えたという。すごい額だ。
庶民は、物価が上昇するのに、収入は増えず、家計のやりくりに苦労している。政治家たちは、所得税のかかるリミットの額を上げたらとか、食品の消費税率を下げたらとかを大きな話題にしている。その時、財源をどうするかが大問題になる。
しかし, 金額から言うと、必要な財源の額は、会社の内部留保額にくらべたらずっと小さい。
内部留保に、適当な税金をかけたら、たちまち解決すると思う。今度の選挙にはそんなことを主張する政党が出てこないかなあ。