ラジオを聞いていたら、アナウンサーが、次の曲は「ケセラセラ」だと言った。しかし、私の知っているものと全然違う曲が流れた。
ケセラセラといえば、私はドリス・デイの歌を思い浮かべてしまう。アメリカ映画「知りすぎていた男」の主題歌だった。1956年の作品だから、古いといえば古い。
「知りすぎていた男」は、ヒッチコック監督の作品だ。筋書は忘れてしまったが、ドリス・デーとジェームス・ステュアートの主演だった。映画自体はあまり面白くなかったが、ケセラセラの曲は、明るい、良い曲だった。歌詞もいい。
ケセラセラ、que sera sera というのは「なるようになるさ」という意味だそうだ。あの頃、みんな明日のこと・将来のことを聞かれると、ケセラセラと答えたものだ。
でも、いまケセラセラは、知りすぎていた男の主題歌なんて言うと、時代遅れ・ボケていると思われる。
天の声「そのとおり」