2月22日はネコの日だそうだ。
子供の頃、私はネコが好きでなかった。兄から化け猫の話を聞かされて、怖かったせいもある。また、小説「黒猫」を読んだせいもある。
黒猫はエドガー・アラン・ポーの有名な小説だ。1843年に発表された作品で、異常心理・犯罪心理を写実的な筆致で描いた秀作といわれている。愛猫の片目をえぐり取り絞殺した男。その夜火事にあい、焼け跡の壁に猫の姿が浮き出て・・・怖い。
アマゾン・プライムでアメリカのドラマを見ていたら、ネコを3匹買っている老嬢の話があった。ネコの名前が、エドガーとアランとポー。老嬢が怪我をして入院する。ネコの世話を頼まれた人が、家を訪れてドアを開けると、3匹のネコが飛び出してきて、逃げてしまう。そこで、捕まえようと大騒ぎ。「エドガー、待ちなさい」、「こらぁ、アラン」「ポー、待て」と叫ぶ・・・これはコメディーで、怪談でない。ちっとも怖くない。
しかし、ポーとネコとの深いかかわりをあらわしていると思うのである。
天の声「見当違いだ」