日本のどこかの海岸で、オサガメの死体が見つかったと、ラジオのニュースで聞いた。
オサガメは最も大きなカメの種類で、体長が2メートル、重量が600~800キログラムにもなるという。熱帯、亜熱帯の外洋に住み、日本でもまれに見られる。
 日本の海岸で発見されたオサガメの死体を調べると、胃の中に大きなプラスティックのシートが見つかったそうだ。こんなものを飲み込んだので死んだのだ。このプラスティックのシートには日本語の文字が書かれていた。可哀そうなオサガメは、日本近海で、このシートを飲み込んだと思われる。
 浦島太郎のお話では、いじめられているカメを助けた浦島太郎を、お礼にカメが竜宮城に連れて行ってくれる。このカメがオサガメかどうかわからないが、人を乗せられるほど大きなカメだから、オサガメの可能性はある。
 いま海はプラゴミで汚染されている。プラゴミには大きなものもミクロのものもあるが、どちらも困る。プラゴミを取り除き、海をきれいにすれば、またカメがお礼に、竜宮城に連れて行ってくれるかもしれない。 
 天の声「お礼を当てにしてやるな」 

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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