12月21日は冬至だった。冬至は、一年中で、太陽の高度が最も低く、昼の長さが最も短い日だ。
「冬至カボチャ」という言葉が辞書に載っている。カボチャを保存しておいて、冬至の日に食べる風習のことだが、私のうちでは、冬至にカボチャを食べたことがない。
カボチャは、16世紀の頃、カンボジアから伝来したという。別名はトウナス(唐茄子)、ナンキン(南瓜)。
「カボチャ野郎」という言葉があるそうだ。容貌の醜い男をののしって言う言葉だそうだ。
「カボチャに目鼻」という言葉もある。太って丸くて醜い顔の女の形容だそうだ。
どちらも、カボチャには気の毒だ。ツルーとして、きれいなカボチャもあるのになあ。それに、今こんな言葉を使うとハラスメントになる。
カボチャの句を探すと、有名人の句があった。
東西南北南瓜はびこる如何にせむ 徳川夢声
南瓜煮てこれも仏に供えけり 高浜虚子