私は毎日ため息をついている。
 ため息を辞書で調べると、失望・心配または感心した時などにつく息と説明してある。でも、私は別に、毎日失望したり、心配したり、感心したりしているわけではない。雑誌かネットで、ため息をつくと、副交感神経が優位になるという記事を読んだからだ。
 体には、交感神経と副交感神経があって、拮抗的に作用している。交感神経と副交感神経のバランスが重要で、バランスが崩れると、体に様々な不調がおきる。
 ストレスだらけのが現代の社会では、交感神経が副交感神経よりも優位になりがち。そこで、副交感神経を優位に持っていけば、心穏やかに暮らせるという。
 副交感神経を優位に持っていく手段として、呼吸法がある。息を吸ってから止めて、そして吐く。息を吐くところが重要だそうだ。ゆっくりと、吐く。それをはたから見ていると、ため息に見える・・・というわけなのだ。
 昨日、廊下を歩きながら大きく息を吐いたら、ヘルパーさんに「どうしました?大丈夫ですか?」といわれてしまった。ご心配かけてすみません。呼吸法のつもりなんです・・・

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

ため息件のコメント

  1. よく「ため息ばかりついていると幸せが逃げる」なんて言われますが、少しでも幸せを感じるために無意識についているのかもしれませんね。

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