先日、ブログでアオムシのことを書いた。アオムシはモンシロチョウなどの幼虫である。
 チョウやガの幼虫つながりで、イモムシを想起した。イモムシは、チョウやガの幼虫の中で、毛のないものの総称だそうだ。特にスズメガ科のガの幼虫をいう。大きくて、丸々太っている。見ていて気持ちが悪い。イモムシが大好きな人はめったにいない。
 そう思っていたら、俳句の本には、イモムシの句がたくさんあったので、ちょっとびっくりした。
 例えば有名な俳人、高浜虚子は
     命かけて芋虫憎む女かな
という句を詠んでいる。すごい句だ。ほかにも、
     芋虫の居るものの葉に風重し      小杉余子 
     芋虫や故郷に似たる草嵐        小松崎爽青
     芋虫や温泉ひびきのどっとどっと    布施伊夜子
 見る人が見れば、気味悪いイモムシも俳句の題材になる・・・
 天の声「あんたも芋虫をよーく眺めてごらん」

投稿者

コラーゲン博士

85歳の老人ホーム入居者 若いころは大学でコラーゲンの研究を行っていた

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